COLUMNCOLUMNグーフィ森の『Single Speaker』

Single Speaker Vol.55 『あの頃のギラギラ感 !?』 

2018-08-13

●先日テレビで最近の異常気象を取り上げていた。確かに確かに、豪雨といい猛暑といいお初尽くしが続く台風といい、“異常”尽くしが今年は続いている。記憶を思い返してみても、こんな異常続きな天候は経験がない。中でもこの暑さには本当にびっくりしている。国内最高温度が41.1度。もうこれ日本の温度じゃないよね!? ここ数年34.5度なんて響きに慣れてきたように思ってたんだが、国内で40度オーバーがこう何度も記録されるとは‥‥しかもこの異常高温気候はわが国だけではなく、世界中で猛威を振るってるらしい。これも地球温暖化の影響だったりするんだろうな。しかし地球温暖化が叫ばれ始めてどれくらい経っただろうか? 定かなところはわからないが、かなり以前から、これは深刻な問題だとされてたんじゃなかったっけ? なわりには、随分のんびりしてません!? 具体的に 地球温暖化対策が実施されたってというか、何か具体的かつ有効的な対策がどこそこでスタートしたなんて話もとんと届いてこない。ボクのようなのんびり屋でも、この暑さに直面してしまうと、ちょっとちょっとーッと焦ってしまいます。本当に今なにもしなくてよいものなのか!? 本当のところを誰か教えて欲しい !! ボクにできることはなんでもやりますから‥‥ほんとほんと。 

その地球温暖化の救世主となるんだろうか、世界の主要自動車メーカーが挙って電気自動車への生産移行を次々に発表している。クルマ好きのボクにはちょっと寂しいというか悲しいというか、クルマの運転をリタイヤした身に、ちょっとこたえるニュースだった。クルマがどんどん遠い存在になってくようで‥‥。
ポルシェの4ドアスポーツ パナメーラに初めて遭遇したのは、リハビリへ向かうクルマの助手席からだった。発病後クルマの運転ができなくなってからというもの、あれほどクルマ情報通だったはずのボクが“クルマに関するあれやこれや”を興味の向こう側へ追いやってしまっていたように思います。1年以上そんな状態が続きましたかねぇ、その頃ですよポルシェ・パナメーラとの遭遇事故(?)は。「なにーッ!? ポルシェの4ドアだとーッ!?」青天の霹靂とはあんな時のことを言うんだろうな!? 運転している奥さんが「見て!! ポルシェの4ドアよ」「なわけないだろ」とボクはブツブツ。「ホントだってぇ。見てよぅ」ボクはブツブツブツ‥‥。「なんてクルマ?」「ポルシェに4ドア仕様なんてあるわけないって!!」「じゃぁ見て見てよぅ」で弱い視力でガン見しますと、「ゲェ!! 見たこともないポルシェだ!!」確かに911をストレッチさせたようなボディにドアが1・2・3、確かに4ドアだ!? 」あの衝撃は今も忘れません。ボクの知らぬ間にポルシェから4ドア スポーツが発表されていたんです。「んもう!! 」ったってポルシェがボクに断りを入れる必要などないわけで、この日からです。以前のようにネットサーフィンでクルマ、バイク、自転車、オーディオ&家電、時計などなどゴチャリと趣味のもののチェックしまくりをまたやりだしたのは。
大病を患ってちょいと根暗な引きこもりになっていた自分が、ちょっとまずいぞと思えたのはこのポルシェ事件が大きなきっかけだったように思います。“欲!?”って時に大切なエネルギー源なんですね。生きて行くためのね。痛感させられましたねこの事件で。
おっとっとーッ、話が随分それてしまいましたね、電気自動車の話でした。来年あたりから、「あれもこれもそれも電気自動車だね」なんて言ってるんでしょうかねぇ。若い頃雑誌を作っていましたから、大概のクルマの試乗経験はありますが、残念ながら電気乗車はないんです。う~ん悔しいなぁ。テスラに日産LEAF、乗って(運転して)みたーいッ!!

●そういえばすごいことになっているんですって!? TOKYO2020オリンピックの開会式に空飛ぶクルマ(おそらく一人乗りのホバークラフトのような乗り物)が登場するんじゃないかってまことしやかに言われているんですって!? そんな時代になりましたかねぇ。まだまだ楽しい時間は続きそうです。

●“そんな時代”といえば、ついこの前 夕方のニュースでYouTube動画の人気ランキングがおかしなことになってるってニュースを流しておりました。男女ともに、ランキング1位はグントツでトップスターだろうと思いきや、ごく普通の仲良し7人組の男の子たちの面白映像とそれと背の低い元アイドルの女の子の着こなしブログ。このどうってことない2組が人気ランキングぶっちぎりの第1位。2位以下は共に著名人が占めているのだが、なにゆえ?ってのがこのランキングがトピックになった理由だった。そうボクなんかが見ても、何が面白いのかさっぱりだ??? ボクよりも一世代若い奥さんですら、「なんなんだろうね!?」と首を傾げてる。で、リポートをよく見てみると「なんか7人が普通に仲良さそうで、楽しそうで羨ましい‥‥ 」「彼女のコーディネイトって、めっちゃ高い服を着てるわけじゃぁないし、普通に参考になるんです‥‥」どうやら“普通”って言葉がキーワードらしい。身長も高くはないしコーディネートが神ってるとされてるわけでもない、、、全てに普通な女の子なのだ!? 男子のグループは、まぁ楽しげにおバカなことを一生懸命やり倒している。と言ってもかなり強烈なインパクトを感じるわけではない。ボクはね。
う~ん、特別感こそが全ての物差しのマストな条件だったボクら世代の世界観では理解不能だ!? とにかく目立つこと、どうしたら他人とは違う“特別”でいられるか、若い頃はみんながみんな毎日そんなことばかり考えていたような気がしてる?? ある意味それがボクら昭和世代だ!! ちょっとむさ苦しいところはなきにしもあらずだが、でも昭和世代はなんと言われようと“特別”になるべく日夜ギラギラ、メラメラと空回りの連続で切磋琢磨してたわけなんです?? 確かに何をやってもパワフルであったように覚えている。こんなことを言っていいのかわかりませんが、ちょっとあの頃のギラギラ感が懐かしい。今あの時代にタイムスリップしたのなら‥‥
この話、面白くなりそうです。で、次回に続きます。

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