COLUMNCOLUMNグーフィ森の『Single Speaker』

Single Speaker Vol.59 『“今時の‥女子の不思議!?”』 

2018-12-21

先日、TVの情報番組で、今時の女子高生&若い女性に関しての特集をやっていた。リタイヤしてしまっているボクには、「エーッ、今時の女子はそうなの!?」と驚くことばかりだった。のでご紹介。

今時の関西の女子高生は、日常 関西弁/大阪弁を話さなくなってきてるそうだ。まっさかぁ!? と思ったが、本当らしい。TVでは大阪の難波で女子高生にインタビューをしていた。難波ですからコテコテの関西弁/大阪弁が返ってくるかと思いきや、な、なんと標準語。2組目の3人組も標準語でまくしたてる。おいおい、どないなっとんねん? とこっちがコテコテの関西弁で突っ込みたくなる。まぁテレビ番組のことですからキャッチーなところを抜いたんだろうなとは思いましたが、いやいやこの話、かなりの浸透度のようです。 聞くと、家族や近しき友人とは関西弁/大阪弁で話すらしいが、それ以外はほとんど標準語なんだそうだ!? 2組ともそんなことを言っていた。なぜそんな不思議なことになっているのか? 「LINEやインスタなどは関西弁じゃカッコ悪いし、標準語でのやり取りが普通だから、そのパターンが当たり前になったからかな~」と言う女子高生たちに、なぁるほどそうなのか、と一旦は納得できたのだが、はて!? なにゆえ関西弁のSNSはカッコ悪いと思うのかがいまいちわからない。ま、今時の女子高生のことだし‥‥そういうことにしとこう。でも元関西人のボクとしてはちょっと寂しい気がするのはなぜだろう??? (※関西弁と大阪弁をあえて分けているのには訳がある。東京に出てきてわかったのだが、こっち(東京)でいうところの関西弁は、大阪弁のことである。おそらくお笑いからきてるんだろう。大阪弁と京都弁はまるで違うし、神戸の言葉もしかりだ。元関西人としてはそこははっきりさせておきたかったのです!!)

それは彼女たちのコメントを聞いていた時に、雑誌の取材でアメリカを訪ねた時のことを思い出したからだった。
その取材旅行は10年ぶり3度目の渡米だったのですが、この時過去2度の訪問では感じなかったアメリカの陰の部分を見た気がしてたんです。先の2度にわたる長〜い旅行はヒッチハイクの旅でした。見るもの聞くもの全てが新鮮でカッコよく写ってました。後光が射してましたもん“さすがアメリカ!! ”とどこへ行ってもそう叫んでいたように記憶してます!? 若かったですからねぇ。しかし、3度目は違いました。立派に大人になったボクの目にはまた違ったアメリカが写っていたのです。

その時の取材はアメリカ中部でした。オクラホマに行ったのですが、オクラホマの田舎は初めての渡米で訪れた時のオクラホマとはどこか違ってました。確かに町はどこも大きくなっているんですが、どこか活気がないと言うか。テキサスの方までクルマを走らせたんですが、その時気付いたんです。通り過ぎる街々の風景は移り変われど、町の在り方はどこも変わらないんです。ちょっと疲弊したというかどこか活気のない町の店々、町のバイパス外れには巨大な駐車場のあるこれまたビックリするほどデカいスーパーマーケット、そしてショッピングモール(商店街) 、しかもこちらはそれなりに賑わってる。これがベーシック。どこまで行ってもこの“町のベーシック”が繰り返される。気になったので現地スタッフに訊ねると「アメリカ中どこへ行ってもこのパターン、同じさ」とのことだった。「日本も10年もしたらこのパターンになってるんじゃないの!?」とスタッフはたたみ掛けた。

この時のスタッフの言葉をふと思い出したのである。関西弁を話さなくなった女子高生の話を聞いていてね。確かに今 地方の町の商店街は疲弊してる。アメリカほどのスケールはないが町のバイパスには大きなスーパー‥‥まるであの時の米国スタッフの予言(?)通りだ。これで彼女たちが教えてくれたように、ネット文化の発達とともに言葉の標準語化がいたるところで起こると‥‥さらに町の均一化は加速するにちがいない。お~なんと恐ろしいことか。いかん、それじゃいかんです。SNSでもガンガン方言でトークしましょ!? で、どんどん訛りましょう!? 確信はないのですが、それが正しい日本の健全化に繋がるのです?? いや正しい地方のあり方なのです??? って言いながらボクはスマホを持っていません!?

さて今時の女子のビックリ話はさらに続きます。今度は女子高生ではなく若い女子社員のお話です。今時の若い女子社員は、会社を休む時、メールで報告するのだという。電話じゃないの? と思うのだが「電話だと悪い気がして‥‥」なんだそうだ。ボクにはこの精神構造が全くもってわからない。理解不能。ボクが古いの? 彼女たちが先進的すぎるの?? 「ほら電話だと相手に時間取らせるじゃないですか。悪いでしょ。それに上司にも同僚にもってことになるから時間もかかっちゃうしね。そうでしょ!? 一斉メールなら時間もかかんないし、確実に連絡がみんなに届くし」確かにそうではあるのだが、、、う~ん昭和なボクにはやっぱり理解不能のようだ。

そして今時の若い女子社員話はさらに続く。会社を休むのをメールで済ませるというのもびっくりした話だが、次の話はさらに強力だった。今時の若手女子社員は(若手男性社員も)会社を辞める際に代行屋なるものに依頼することがあるそうだ。そんなことを他人に依頼するのかい!? それもすごいことだが、そんなことを職業とする人間が存在することにも驚いた。いやぁ、本当に今はなんでもありなんだな。いやいやこの10年足らずで世の中はかなり大きく動いてる気がします。全てが細分化され、そのぶん特別感があるものが少なくなって、押し並べて普通化してる感じがボクはしてる。すごい時代になってきたな。と、リタイヤした元関西人のオジさんは日々愚痴るばかりです。


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